細胞の小さな左右差が大きな渦に 粘菌で集団の形づくりを解明
研究発表とNature Communicationsのオンライン掲載は26日。細胞性粘菌を使った基礎研究で、人の利き手の決定を解明したものではありません。
イメージイラスト理研などは26日、細胞性粘菌を継続的に供給すると、わずかな運動の偏りからセンチメートル級のスパイラルが生まれる仕組みを発表しました。個々の性質が集団の形になる過程を探る研究です。
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研究発表とNature Communicationsのオンライン掲載は26日。細胞性粘菌を使った基礎研究で、人の利き手の決定を解明したものではありません。。出来事・予定・報道の日付が異なる場合は本文に記載しています。
細胞が供給され続ける場で観察
理研、京都工芸繊維大学、筑波大学の研究チームは、細胞性粘菌を1カ所から供給する『開放系』をつくりました。細胞は中心の周囲に密度の高い環をつくり、そこから時計回りに回転する複数の腕を持つスパイラルを形成しました。規模はセンチメートル級に達しました。
小さな偏りを増幅する相互作用
細胞同士が動く向きをそろえる性質と、個々の細胞のわずかな時計回りへの偏りを組み込む数理モデルでも、構造を再現できました。細胞の供給も、集団の形が生まれる条件になっています。研究は、細胞レベルの左右差がより大きな非対称構造につながる原理を探るもので、人の臓器形成のすべてを説明したり、治療法を完成したりしたという発表ではありません。

出典・もっと詳しく
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